プラスチック食べる虫を発見!?
世界では、年間3億トンのプラスチックが製造されている。
そのほとんどは自然に分解することなく、
最終的には世界の隅々を汚すごみとなっている。
このプラスチックごみの問題に、欧州の研究チームが
ちょっと変わった解決法を見つけたかもしれない。
どこにでもいる普通の小さな虫が、40分でレジ袋に
大きな穴を開けることを発見したのだ。
(参考記事:「海ゴミの出所を特定、1位は中国」)
米スタンフォード大学の環境工学者ウェイミン・ウー氏は、
「プラスチックの生分解性の研究において、
またひとつ画期的な発見となりました」と評価した。
小さな体のハチノスツヅリガは、幼虫の頃にハチの巣に寄生して蜜ろうを食べる。
蜜ろうはプラスチックと同様に、炭素原子が長く鎖状につながったポリマー(重合体)で、
鎖の両脇には他の原子が枝のようにつながっている。
「ハチノスツヅリガの幼虫は蜜ろうを食べるので、
それを分解するための分子を進化させたのかもしれません。
そして、その分子がプラスチックにも同じように働くのではないかと思います」
と、ベルトチーニ氏は語る。(参考記事:http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/042600162/)
幼虫は、顎でプラスチックをかみ砕いて破壊しているのだろうか。
その可能性を排除するため、研究チームは死んだばかりの幼虫を
つぶして液状化したものをプラスチックに塗布してみた。
すると、幼虫の液もやはりプラスチックに穴を開けた。
つまり、プラスチックを分解していたのは、幼虫か、
あるいは幼虫にすみついている細菌が持っている酵素ということだ。
そしてこの酵素が、ポリエチレンをエチレングリコールに
分解していることが突き止められた。
エチレングリコールは、一般的に車のクーラントに利用される化学物質である。
ベルトチーニ氏は、今後の研究でポリエチレンを分解する酵素を特定したいと考えている。
(参考記事:プラスチック食べる虫を発見、ごみ処理には疑問 現状ではプラスチックを再利用するほうが有用という意見も)
ここ、スリランカでもプラスティックゴミは大きな問題です。。
また、この研究が進むことで、スリランカのゴミ問題も解決の兆しが見えるのではないかと淡い期待をしています。蜂の幼虫なら、スリランカにもたくさんいますからね^^*
また、やっぱり、自然はすごいなと自然の力の偉大さを改めて感じました。
現在、青年海外協力隊としてスリランカで環境教育隊員として活動をしています^^*
元学校教員のため、教育や授業をすることが大好きです◎
隊員活動の他にもスリランカでの生活などなど書いていますので、
よかったら他の記事も読んでみてください^^
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