大学1年生がクルネーガラのごみ山訪問

今回は、大学の授業の一環でスリランカへ来られた大学の生徒さんと一緒に 

クルネーガラにあるごみ山を訪れました。 


 今回は、以前ペラデニア大学で交換留学生をされていた大学生の方の紹介で 

大学教授と繋がることができ、スリランカのごみ山見学をしていただくことになりました。 


 この教授は、以前スリランカでの駐在経験もあり 

シンハラ語もペラペラでびっくりしていましました。 

 また、生徒さんを明るく楽しく指導している様子が見られ、 

私もこうやって貴重な機会をいただくことができて本当に良かったなと思うのでした。 



 今回は、私のオフィスに来ていただきましたが、 

オフィスの人たちも興味津々の様子で、今日来た人たちは誰なの? 

 と話がつきませんでした。 

外部の人がオフィスに来ることもオフィスの人々の刺激になっていいですね。


 その後、オフィスで活動内容などの詳しい説明や質疑応答を行いました。 


そしていざ...クルネーガラの最終処分場へ。 

まずは、運ばれて来たゴミを分別する作業やコンポストを作っているところを見学しました。 


 クルネーガラでは家庭から出たゴミはレイバーが手作業によって 

プラスティックや紙にゴミに分別をしていきます。 

 それは、生ゴミも同様です。 

生ゴミからコンポストを作るため、分別作業を全て手作業で作業を進めていきます。 


本当に、朝から夜まで働くレイバーの人々には頭が下がります。


 

 そして、分別されず行き場のないゴミは最終処分場のゴミ山へと運ばれていきます。 




 ここの景色は、写真だけでは伝えられないメッセージがたくさんあります。 


今日、ここに訪れた学生達がここで何を感じて何を考えたかはわかりませんが、 

きっと何かメッセージが伝わってくれていたらいいなと思います。 


生徒さんは、国際学部と工学部(応用化学)の学部生でしたが、

ソフトパワーとハードパワーの両面から考えることの大切さを私も考えさせられました。

私の活動は、ソフトパワーで教育ベースのものですが

ハードパワーとして、化学を利用したゴミ山の解決策を考えるというのも

とても面白いと思いました。


実際に、スリランカでは生分解性のポリティンバッグを使うという

取り組みが法律で定められたことにより急速に進んできています。

また、プラスティックを溶かす成分を幼虫が持っているという記事も書きましたが...。

これからの化学の進歩とともに、ゴミ問題への解決が進んでくれたらなと思います。



そして....大学時代に途上国へ来て肌身で色々なことを感じることが

できる生徒さんが羨ましくもありました^^*


 私も、19歳の時に受けた大学の授業が今でも忘れられないものになっています。 

それは、世界の子供の現状を学ぶというものだったのですが、 

当時の私にとっては衝撃的で、何も知らなかった無知を恥じたのをよく覚えています。 

その経験があったからこそ、誰かのために貢献できる人になりたいと思えるようになったのでした。

 何がどこできっかけになるかはわかりせんが、教育の力は大きいですね。 

 

そして、後日、生徒さん方のメールをいただきました。 

 本当に嬉しい限りです^^* 

 これからの、学生生活が実りあるものになることを願っています。 



 訪問いただきありがとうございました。 



 現在、JICAの青年海外協力隊ボランティアとしてスリランカで 

 環境教育隊員として活動をしています^^* 

 元学校教員のため、教育や授業をすることが大好きです◎ 

 JICAの青年海外協力隊の活動の他にも 

 スリランカでの生活などなど書いていますので、 

 よかったら他の記事も読んでみてください^^

スリランカの環境教育@Hachico*

JICAの青年海外協力隊でスリランカに派遣されていました。 職種は、環境教育です。 これからも、スリランカについて ゆるく楽しく更新していこうと思います^^*

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